ちょっと昔の話。
高校時代、どうにもわかりあえない仲の悪い女の子がクラスにいました。
もともとなんで仲が悪くなったのかというと、彼女の彼氏と私が話していたことに彼女が嫉妬したからでした。
こっちは友達として話しているつもりでも、独占欲の強かった彼女は私以外にも他の女子が彼氏と話しているとその都度文句を言っていたらしく、彼女と彼氏が付き合う前から彼氏と仲が良かった私は目の敵にされていました。
別に勘違いされて嫉妬されることは構わないし、ぶっちゃけそれだけだったら私も何も思わなかったと思うんですが、彼女、自分の友達に私が彼氏を奪おうとしているみたいなことを言いやがったんですよね。
まるで私が泥棒猫みたいな言い方をして、私になんとしても謝らせたかったのか、彼女は別のクラスの子にも次々と私の悪口を言いまくりました。
今まで何も言わず黙っていたけれどさすがにカチンと来たので、そのことは母親に文句を言いました。母も「そんなの放っておきな」と言ってくれて、「そうだよな」と納得してとりあえず全部無視することに。
友達に言ってしまうとどこからかそれが漏れて彼女に伝わってしまう可能性があったので、母親に言って正解でした。
結局、彼女が友達に散々言いまくった私の悪口ですが、どれも信じられていなかったようです。まあ信じられても困るんですけどね。全部デタラメだし。
中には、「彼女がなちゅきの悪口言いまくってたよ」と言ってくれる子もいて、「なんて言ってた?」と聞いてみたら、「全部嘘だと思う。なちゅきがああいうことするわけなくない?って思うような内容ばっかりだった。何であんなに荒れてるのか知らないけど、必死に言っててなんか怖かったよ笑」と悪口の内容は言わず、私の味方で、私の友達でいてくれました。
問題の彼女ですが、あんなに縛っておいたのにいろいろいざこざがあって彼氏と別れ、その二日後にまた新しい彼氏を作るという行動にでて、周囲の信頼をゼロ、いや、マイナスに落としました。彼女がその一週間後にTwitterで非処女宣言をしてキャスで叩かれたという結末でこの話は終わりです。
卒業して冷静になってから考えてみたのですが、思えばあの子はあまり頭の良い子ではありませんでした。進路も守ってくれる友達もない彼女よりは、私は幸せだったのだと思います。
新しい彼氏と今どうしているのか知りませんが、彼女なりに周りに迷惑をかけない程度に幸せになってくれればいいんじゃないかと今は思ってます。